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◆大津小学校の前身の「一貫舎」と「成徳舎」
明治6年、大津小学校の前身である「一貫舎」(いっかんしゃ)が落合の地に創立されました。その翌年には、本校が遠隔のため、智満寺を借りて「一貫舎千葉分校」が開校しました。また、同年3月に龍雲寺を仮校舎として「成徳舎」が誕生しました。そして、明治19年2月、「一貫舎」と「成徳舎」の両舎が統合されて大津小学校としての第一歩を踏み出したとのことです。(大津小学校沿革史より)
校長室には「一貫舎」の書があり、職員玄関横の前庭には、開校百年を迎えた折に「一貫舎」の石碑が建立されました。そして、後にこの石碑の横に「一貫舎」の意味について説明が添えらました。この説明は、平成20年、当時の萩原治男校長によって添えられたものです。…「一貫舎」の名前はいつ誰が付けたか、記載された文献はありません。しかし、明治6年、ここに学舎をつくるにあたり、先人たちの多くが「一つのことを貫きやり遂げる根性を育てる学舎」にしたいとの願いを込めて命名したのではないかということです。…とあります。
また、「成徳舎」の名前には、「他人を敬服させるだけの徳をもって人に接し、感謝する心と責任を果たしていく精神」が込められていると言われています。
ただひたすらに一つのことをやり遂げ、また人として立派な徳を身に付けて、多くの子どもたちが大津小学校を巣立っていった長い歴史の重みを改めて強く感じます。
◆令和2年度の重点目標『もっとつよく もっとやさしく』
明治、大正、昭和、平成を経て、令和の時代に入りました。令和2年度の重点目標は、
『もっとつよく もっとやさしく』です。この重点目標は、真に「一貫舎」と「成徳舎」の精神が脈々と刻まれ、受け継がれ、令和の時代になって、この言葉に辿り着いたものだと考えます。
今年度は創立147年目を迎えます。自分の夢や目標を明確にし、こころざしを高く、一つのことをやり遂げる「強さ」と、弱い立場の人を守り、常に周りの人への感謝と気遣いを忘れない「やさしさ」を、子供と教職員、保護者、地域が一体となって育んでいきたいと思います。
◆大津小の自慢
最後に、大津小の自慢を紹介します。
1 大津小学校4つの約束を大切に守っています。(自立と共生の姿)
・「はい」の返事、「おはよう」「ありがとう」のあいさつをします。
・廊下や階段は、右側を静かに歩きます。
・そうじは「だ・い・じ」黙って、一生懸命、時間いっぱいやります。
・はきものや使った物は、元の場所に戻します。
2 愛鳥・愛護林活動(昭和43年~)
3 北海道遠軽町立安国小学校と姉妹提携をし、交流をしています。
島田市立大津小学校 校長 小島 育乃